ささ・ゆり子さん/藤鈴呼
 


ひょいと 覗き込む
愉しいことが 転がって いないのかと
斜面に立ち
すっくと 背伸びして
世の中の全てを
見定めているかのような
馨しき花

その美貌に
数多の神が 君臨すれど
繭一つ 動かさず
動向を 見守っている

時折
悪戯をするかのように
吹き抜ける風が
木々の 力を借りて
葉を揺らす

言葉に ならないような 面持
少し 重たい気分は
昨夜の 睡眠不足の 所為だね

あなたの 性では ありません
日々のよって ほんのすこし
差が有るのね

清き一票だけでは 足りなくて
眠たいね
その一言に
心の奥底から 引きずり出した 
三票

彩りの花が
イエス と
頷いたような 気がした

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