灼熱の太陽/水素
 
生きた体を触って、熱い思いをする
こんなに無駄なんだ、こうやって動いているのは
冷たいものを取って、手を冷やす
すべての美しいもの、こんなふうに感じるのだろう
熱いものが、全部、全部、遠くへ散ってしまって
もう戻って来ない、なんて、美しい、美しかった
昨日も今日も明日も明後日もこんな思いで居られるのは
誰のおかげ? 
自分には、どれも綺麗に見え始めている
もう神様に祈ったり、償ったりしなくてもいいのかな
素直に太陽を浴びて、たくさんの歴史の中で、
見えたことが、考える毎に繋がって、
すぐに崩れてしまうのに、それそのものが
とても美しい、楽しさにお祈りしているみたい
どこ
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