囚われた夜の安らぎ/
這 いずる
部屋を星明りだけにして
本も読めないようなわずかな陰影
布団に横たわりじぃと身をこわばらせる
そこにはすべてがあった
すべての夢があった
しかし眠りだけない
ずーといつまでも
続く夜の虜になっている
眠りだけ置き去りにして
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