What a wonderful world/馬野ミキ
 
ほんと参った てこずって迷って送ってきた この人生
捨てる神あれば 踏んづける神もあった
前髪は後退し トイレの紙にことかいたこともあった
結局最後まで 望むように認められることはなかったよ
俺はNo,1にはなれなかった
ある晴れた陽の朝に俺は首を吊った 
そうすると神さまがあらわれて最後に言い残すことはないかと言ったんだ
俺はこう言ってやったよ お前は詐欺師の糞野郎だって
もう神も仏も幽霊も怖くない
これからは俺が神や仏や幽霊になるのだから
それこそ 美しい世界だろう
引力に鎖のようにつながれて
もう 奴隷みたいに地べたを這いつくばって生きるのはごめんだ
そう言ってまぶたを開いたら
目の前で神さまが死んでいたからびっくり
ワンダフルワールド お前が死んだら 
これから誰が世界を造っていくというんだい
俺は死ぬことをやめて酒を飲んでる。
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