なみだ/
斎藤 九
私が目を離した隙に
季節は過ぎ
声も届かなくなる
私が耳を塞いだ隙に
聞きたい言葉や
想いが分からなくなる
だから私は嫌いなんだ
弱い自分が嫌いなんだ
向き合おうとしなかった
後悔はしてないのに
虚無感だけが襲う
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