休養/葉leaf
 


この詩は矛盾している
なぜなら休養している私に書く行為はできないから
この詩は言葉ではない
なぜなら休養している私は言葉を失っているから
この詩は始まらない
なぜなら休養している私は全てを終わらせているから
この詩は翻訳である
休養を何者かが勝手に翻訳したのだ

故郷にもさらに故郷があった
原点にもさらに原点があった
終着点にもさらに終着点があり
最果てにもさらに最果てがあった
休養はどこにも向かわない
確かにいえることは
休養にもさらに休養があるということ
そしてその休養にもさらに休養があり
今私はどの次元の休養にいるか解らない

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