現代詩フォーラム ランダム道中千人斬り 其の参拾六〜其の四拾壱/熊髭b
 
かよくわからないけれども、自分の知らないことがありそうだ」
という感覚のことである。
自分がその輪郭を捉えることが出来なくて、
その認識は、すべてにおいてグレーゾーンだったりするのだけれども
なんだか気になる存在のことだ。
なぜ惹かれるのかも明確ではないし、その実態が何だかわからないし
好きとか嫌いといった割り切っては言い表せない、あやふやなもの。
それをひとは謎と呼び、既知なるものに対して、未知なるものと呼ぶ。
(ちなみに、はじめて出会ったものでもすぐに、好き!と思ったら、それは既知と呼ぶのだ)


たとえば俺には7年付き合っている連れがいるわけだが
なぜ7年も飽きずに付
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