Night worker/帰り道/
桂
明るい未来なんて見えないから
ふらつく足で黄色い白線を辿って次の電車に乗りかえる
駅員の忠告なんて知らない
人にはそれぞれの生き方があるから
自動ドアが開閉を繰り返して
あとは家まで歩くだけ
誰かれ構わず「頑張れ」って人の気も知らないで励ます直射日光を睨みつけて
缶ビールを飲み干して呟く
俺はおまえらとは違うの....
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