/きりえしふみ
 
あなたが読もうと試みたと言うので
私は言葉を繋ぎ合わせようとしています。
言葉は心とおんなじで上手く私の手の中に収まってはくれません。
あなたへ向かって心は駆けていきます。

だけども、途中で私は転びます。
昔のように上手く言葉がまとまりません。
あなたの元へたどりつく間に
私の言葉はよれよれになってしまいます。
泥んこになってしまいます。

だけども、それで、良いのかも知れません。
私は多分あなたを、恐れています。
私は今の自分を直視できません。

どうして、あなたは私を見つけてしまったのですか?
私は、『この別人』を暫く見ることがありませんでした。
どうして、
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