せかい/馬野ミキ
 

たのしい 
あめだまを なめているだけで
たのしく うつくしく くうそうが ひろがる せかいに


きみはなく
きみはそう あのそらや ほしになった
めにみえないほこりや つめのみかづきや きーほるだーのぶひんになった


ぼくはあるくだろう きみとともに  







ひとりで

















なつくさのうえをはだしで
ちめたい つちの まんとるのぬくもりを はだしで

あさになれば にしのそらから きみがのぼってくる
よるになれば せかいは きみにつつまれる


そうして



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