星見/ケルリ
 
むこうの木々が 影になり
すべてのものが 暮れなずむ

なにかをみることを忘れて 
貝のようにとじたまぶた

ずっと ずっと まっていた
やさしいひかりの ふるのを

地表を背に ねころがって
めざめる星ぼしを みつめる
戻る   Point(1)