一群/
もっぷ
風のあどけないそこは
ほんとうにすぐ、そこで
わたしは目を細めて手を振るしかし
わたしを 過ぎても わたしを
透かすように 行ってしまった一群の
残像を抱きしめて やがて
いつものように 止め処なく
戻る
編
削
Point
(4)