赤、白、貴方。/
めぐみ
行く前に
赤い夕陽を見て真っ赤な目の私は
生きていると思ったのでした。
それがとても綺麗で想いも私も夕陽も真っ赤な目も
紅。
そして今日も息をし、続けたのでした。
「明日寒いんだって、息多分白いね。」
紛れもなく動いているのでした。
白も赤もみゃくみゃくと流れて
溶け込むのでした、
それで自分自身を
感じたのでした。
ただそれだけのことでした。
ただそれだけの色が
貴方と私を繋いでいる、単純でシンプルなもの、だと
分かったのでした。
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