SENTIMENTAL COUPDETAT/
本木はじめ
にいる
ブランコのチェーン壊れて空中の最も高いところですじんせい
停滞す冬の曇天生きることとは変わることなの冷めた珈琲
坂道は暑さを喚起させるけど滑るまもなく過ぐるひとびと
のんびりと仔猫になって惰眠する魚雷は進む彼の国の海
一時間で煙草ひとはこ開けたあとあとに残ったわたしの呼吸
腕が折れ真逆に曲がりしなやかにせつなく交わすそんなさよなら
まぼろしをほろぼしなさい嵐の夜みぎもひだりもうしないなさい
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