モノクローム/
ときたまこ
を自身に与えてきた。この傷と共に外に歩くのは抵抗しかない。
それでも外に出ないといけないことは知っている。私のことなんて誰も求めていないこともわかっている。
私は、私自身の心によって、外に出ようとする。殻を破ろうとしている。
数え切れない線でかき消された学生時代の思い出も、いつか笑い話にして君に教えてあげたい。
こうすることでしか生きていけなかった私は、
また間違いを犯しながら歩いていくんだろう。
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