BUMP OF CHICKEN/葉leaf
葉とが垂直に均衡するように宇宙の真空で紛れ合っている。僕はここにいるよ。無辺際の宇宙の極小点でありながら、無辺際の宇宙のすべてにあいさつが届くような「ここ」にいるよ。君はそこにいるね。僕が一曲のメロディーを歌う道程で探し出せる「そこ」に君はいるね。「ここ」と「そこ」はどちらも宇宙の中心から少しねじれた場所にあるけれど、どちらも決して否定できない絶対的な場所なんだ。そうして僕と君は「思い出」という墓場でも故郷でもある場所へともに行くんだ、なぜなら僕らはともにカルマを背負っているから。僕はもう何回も僕だったし、君ももう何回も君だった、それを貫くカルマを互いに与え合って、僕と君は幾度も交替し、重なり合った宇宙の底辺で一つになるんだ。僕と君は完全に離れているけれど、思い出の底では一つなんだ。そんな思い出の底では、今日もBUMP OF CHICKENがすべての音楽を一瞬に溶け合わせているよ。
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