ACIDMAN/葉leaf
 
したね。泣くあなたの背後には新しいあなたが泣いていて、その背後にはさらに新しいあなたが次々と泣いていった。終わりがないということはそれが最後だということだ。最後のあなたの身体が刻んだメロディーによって、僕らは木や水や鳥を概念に変更したのだ。2013年3月30日、これもまた概念だ。ここにはいかなる細部もいかなる規定もいかなる実存もない。世界という概念が裏から表、表から裏へと変換されていき、その概念の運動が行きつく先にこそ僕らの時代があるのである。概念の運動に貼りつき食らいつき巻き込まれるところに生まれる一個の、たった一個の情熱、それがつまりはACIDMANである。

ただ君が笑い、ただ僕らはその
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