ACIDMAN/葉leaf
人間が単純に存在するその情熱と、世界が柔らかく超越するそのリズム、それらは果てのない鳥の航路のように美しく、過剰に届く祈りのように悲しかった。僕らはいつだって波のかけらを燃やし続けていた、始まりの音が世界の終わりを告げるこの森林で。孤独はとても熱い、愛を燃え立たせるほど。愛はとても冷たい、孤独を凍らせるほど。今日、世界と世界とが出会って、笑い合って、激しく抱き合って、新しい国境を描いた。光が汚れていないことなんてなかった、太陽が憎んでいないことなんてなかった、それでも僕らは造花に幾重にも包まれて、踊り続けて、夜のひびを丁寧に修復していった。あなたは泣いていましたね、世界を涙で覆い尽くそうとしました
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