ひとりぼっちで泣かないで/
ゆず
ひとりぼっちで泣かないで
ほんとうはわたしが言われたかっただけの
あなたに宛てたことば
かなしみを分けてもらえないことがかなしくて
濁ったため息をつきました
だってあなたはきっと
泣いてなんかいないから
かなしみを受け入れて
泣いてなんかいないから
ひとりぼっちで泣かないで
ほんとうは私のとなりで
そのまっすぐな瞳がゆがむ瞬間を視たかった
きれいな瞳を汚してほしかったの
戻る
編
削
Point
(2)