あんまん/
蒼木りん
闇蔓
白肌の君の胸
あれは夏の昼の
湿りを帯びた触覚
儚い情事の床
柔らかい君の喘ぎと
裏腹の薄暗い罪悪の灯火
吹き溜まりホテル
しだいに蔓が巻き覆う
また夏が廻り来ても
もう
二度と逢わない
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