スノーマン/
バンブーブンバ
思い出すんだ
郵便ポストを探そうとして
歩き回る ところが
ない ひとつもこの世界には
君に届ける郵便ポストがないのだけれど
当然なんだと思っていて
だれもいない大都市にうんざりして
首都高に腰掛ける
まっ白さ
どこも
まっ白に積もり果てていて
スニーカーのくつ紐も千切れてしまって
ようやく
大声を
上げることが出来た
すると
地鳴りとともに
大きな影がやってくる
僕は
瞼を
閉じたのさ
※立春の夢のスケッチにて
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