そらはからかう 魚は見上げる/
這 いずる
光のすじを避けていく
その海草の揺らぎ
海流の流れ
追い風にならず向かい風
体の力が抜けていく
落ちたしずくは
泡になり
海月のすそを広げ
ゆらゆらと再び宙へ向かう
あの海月のように
宙へ向かいたい
いたずらっぽく空はのぞき込み
チラチラと色を変え
深海でじっと魚は見る
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