Call Me/文字綴り屋 ひじり
愛おしさが蜜の甘さだとしたら
狂おしさは煉獄の熱さなのか
君は
俺を祝福する清らかな天使なのか
それとも
俺を滅する裁きの女神なのか
君はいとも簡単に俺を
天国の高みへと押し上げ
そして地獄の底へと突き落す
君の唇に触れたあの時
俺は至福に包まれた
君の涙を見た時
俺は悔恨に打ちのめされた
愛おしさと狂おしさの狭間で
もがき悶える俺の名を呼んでくれ
君の涙が悲しみのためでないことを
君の震えていた唇が幻でないことを
どうか俺に教えてほしい
天国と煉獄の狭間で
引き裂かれそうな俺の名を呼んでくれ
戻る 編 削 Point(0)