河合塾。札幌校、/合耕
浮かばない毎日を過ごすあなたは
気づかないうちに 地下鉄を地下に閉じ込めてるから
四角く押さえてあげたくて
半紙を板に載せる
半紙の位置 忘れないように付けた印を
遠くから振り返ると
唐突に
雪が降った
そこらじゅう 木枠の四隅まで丁寧に
底無しにしていく
春が来る。あの予備校が来る。
中敷を使わず
馬蹄のような動きを見せる弓だけが階段まで駆け抜ける速さを持つ
扉が開いた途端に
しゃくれるな
まだしゃくれるな、タイヤ屋
頬をつかみたくて
忘れたくて 粉ぼこりになっていた
底無しの底にかぶせた布が盛り上がり
それを見下ろさずに走れたら
全統模試の、
河合塾。札幌校、4月開校。
戻る 編 削 Point(1)