あなたを忘れない/
KEIKO
いつもこの手の中にあると思った
指の隙間から流れて行くと知らずに
だから磨くこともしなかった
だから思い出すことすらしなかった
久方ぶりに取り出そうとして
そこにはもうないとやっと分かった
もう一度磨くしかない
もう忘れたりしない
言葉を連ねる事も
愛する事も
戻る
編
削
Point
(0)