あなたを忘れない/KEIKO
 
いつもこの手の中にあると思った
指の隙間から流れて行くと知らずに

だから磨くこともしなかった
だから思い出すことすらしなかった

久方ぶりに取り出そうとして
そこにはもうないとやっと分かった

もう一度磨くしかない
もう忘れたりしない

言葉を連ねる事も
愛する事も

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