Still Painful/KEIKO
 
夢を見ました


私はあなたの親友を一突きに
殺しました
飛び立って逃げようとする私の足を腕を
あなたはその剣で切り裂きました
熱い痛みが
夢の中のはずなのに
熱い痛みが
私を支配しました
あなたは血が流れ出るその傷口を掴み
涙を流して私を見つめました
さらに熱い痛みが
夢の中のはずなのに
さらに熱い痛みが
私を支配し包み込みました
飛び立てない私には罪悪はしかし無く
なぜあなたは泣いているのだろうかと
いぶかりながら
痛みはしかし鮮明に感じるのでした


夢から覚めました


私はなぜあんなにも痛かったのに
今でもこんなに痛いのに
泣けなかったのだろうかと

声を上げて泣きました

あれから半年経った
今でもこんなに熱く痛いのに
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