さくら/藤鈴呼
 


春の目覚めに
ひとひら 揺れた
美しすぎる
瞳 重なる
夜のツキ

芽吹きも イイ
はらはらと 散る様を
連想など したくないと
希(こひねが)う

歌う いつまでも
踊る いつまでも
息粋と咲け
活きよ
桃色の 花よ

春夏秋冬の始まり
ここからが
出発点となる
揺れよ
惑うなよ

月明かりに
揺れる ぼんぼり
八重の桜は 未だか
梅ぼんぼりを
眺めながら

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