(*^^*)/゛/オダ カズヒコ
 

俺たちは宇宙人を抱え、国道2号線を横断していた。
見つかってはいけない。曽根崎署の前を通る場合は特に注意が必要だ。

王将の駐車場では、ノラ猫とヤンキーあがりのカップルに注意を払う必要がある。
そのへんのプライドは譲るわけにはいかないのだ。
ところで俺たちが宇宙人を抱え、
目つきの悪い連中を避けなければならない理由は3つあった。

一つ目は周知の通り宇宙人の取締りが厳しくなり、
マナーが問題視されている点がある。宇宙人といっても色々だ。短いのもいれば長いのもある。
俺たちの宇宙人は割りと長い目だった。長いからといって切れ。
などといった話はもう昔の事だろうと、失笑交じりに
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