甘い夜をかじって/
ときたまこ
君がいなくなるくらいなら
今日だって終わらす覚悟さえある
大嫌いな口癖を呟いて
ふわふわになった髪を撫でて
真夜中には魔法がかかる
君の愛した私でありたい
いつだって君のためにありたい
砂糖菓子の上では、
誰もが素直になるんだ
この体は空を浮かんで
きっと
声は届く、思いは響く。
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