無花果/
もっぷ
そのいざないにわたしは応えた
いまがそうなのだと
待っていたのは
鉛の、枝折りのようなものだった
視えていても
視えていても
視えていても
Ka-san Ka-san Ka-san
ひらがなにならない理由を
知るすべもなく
To-san To-san To-san
カタカナにも漢字にも変換不能の
可哀想な欠陥品だった
いまがそうなのだと、
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