ガーデンと形容詞/祐伸
笑うということ を簡単に言葉にしたら
姑息な手を使ったミュージシャンみたいになるから
少なくともそこらへんだけは正直で居たいと想う
にじゅうにち
偶数の話がめぐりめぐって
あわよくば逆転の奇跡になったとしたら
面白いと想いつつも
気付いたらにじゅうにち
奇跡なんて後々から考えると
事実を美しくしただけなんだと想う
時代を携えていくと決意した人々がいて
その中のどれだけが世の人に新しい名を覚えられるんだろう
名も無いものなんて今の世の中にはあまり無いから
「名が無いもの」って名前をつけて自慢しよう
そんな因果なこと
たとえば
そんな難儀なこと
鳥の羽がうざがれてしまうのは
ガーデンという景色が、きれいなものを占領してしまっているからだ
泣くということ を簡単に傍に置いたらば
嘘が傷になってガーゼで覆っても キンカン塗って爽やかに
とかそんなエコロジー精神も忘れてしまいそうだから
ラベンダーと会合して詳細を決める事にする
にじゅうにち
明日は にじゅういちにち
友達のしじゅうくにちは あした
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