ごはん食べる詩/
這 いずる
人間は食わねばならぬ
噛み砕き、その咀嚼を、胃に流さねばならぬ
それは唯一の生き延びる方法なのだと知って
それはきっと、ずっと前から決まったことで
それでもがっくしと肩を落とし
ステーキにナイフを入れた。
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