地平線の彼方/快晴
レールの上に立ち尽くせば
ただ一人取り残されて
進む道さえ分からずに
もがくだけ体力は奪われていく
小さな幸せを夢見ていた
多くを望みはしなかった
けれどレールの上では誰もが
競うことを義務付けられて
自分だけの道を探していたんだ
どこにあるかも知らぬまま
ここで妥協してしまえば
負け犬と呼ばれるだろうか
未だ糸口も見つからぬまま
風が答えなど無いと謡う
彷徨い続ける運命なのか
風が答えは死んだと謡う
それでも立ち止まることを
許されはしない
北風に吹かれていつまでも
地平線の彼方を睨んでる
北風に吹かれていつまでも
地平線の彼方を睨んでる
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