焦がし雨/
這 いずる
触れるたびに焼けていく
純な雨が焼ける雨が
焦がしていく
生きて、生きて
柔らかな気持ちをぱりぱりに
それはきっと苦しみに満ちたもの
心の奥底に触れる手は焼け焦げ
神経は崩れ落ち肉は良い臭いを放つ
それでもなお、触りたいのなら
それはきっと、
名をつけるなら、
それはきっと、
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