営み/
桂
け春が訪れる
ゆっくりと開きだす花弁
溢れ出した花の蜜
吸い寄せられるように
花粉を纏わりつけたミツバチ
「今日は絶好のピクニック日和」
芝生の上に広げられたシートの上に置くサンドイッチ入りのバスケットとホットコーヒーの入った魔法瓶
名前を呼ばれて振り向くと
春の暖かな日の下で
少し膨らんだ子宮を撫でながら彼女が幸せそうに微笑んでいる
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