にがいしわぶき(七)/信天翁
 
しののめの そらがほのぼの あけるころ
       さみしくなった 終着駅は
           歯磨きをおえれば
          始発駅のかおになる
              だが だが
          猫背となった乗客で
      おひとりさまの おいぼれは
      きびしい採点を しるされる
      カルマのしろい 答案用紙で
      かなしい限界を しらされる
     おのれのくろい 自然治癒力で


 
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