月と小熊/
そらの珊瑚
木苺に僕が夢中になってたら ずるいよ母さん消えちゃうなんて
どんぐりをバケツ一杯食べた日は 僕の内からひしめく芽吹き
こんばんは独りになって見上げれば月も偉大なひとりぼっち
熊の皮かぶってるけど本当は自分が誰か誰も知らない
神様がいるならたぶんこの森が明日も生きて歌をうたうね
この広い世界のほんのかたすみのまあるい巣穴を幸せと呼ぶ
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