彼女の名は、るーしー。/るるりら
　
彼女の名は、るーしー。
る　の　文字の書き順で　自分の頭のネジを
くぃと回すと、しーと、清いものが流れる


彼女の姿は、蛇口
流転の物語の筋道を　たくわえていて
ひつようなだけの　すがしさを　てわたす
彼女は、下水の話をしない　朝の葉の裏の雫の話をしない
けれど　るーしー。は、いつも　わたしとも　つながっている

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