きみのすべてよ応答せよ(ゴル投稿)/百均
 


昼、目が覚めた時のシャンプーが、甘ったるい香りを躰に貼り付ける。毒蜘蛛が私の身体を食い破るなら、私はそれを水に流そう。パンと水を、私は食べよう。



数を数える度に、右から左へと視点が写る射影機の柱に達、モノクロな断頭台と、その近くに寄り添う、彼が生涯を尽くして、紡いだ、誰も知らない物語が、彼の生涯を燃やした、ある城の中で燃え上がる、彼の指先の血を光は紅く映さなかった、血は左右の違いさえ、私達に色をあたえてくださらなかった。



血の色が乳白色の、乳が紅い色を灯している、という、風が窓から蚊の屍体をキーボードの隙間に運んでくるのをみている。彼らが庭にでて
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