ピリオド/
きりはらいをり
私の奥底で低く唸り続けるもの
情熱なんていう綺麗事ではない
誰かが約束を破ってあの実に口をつけた
その罪をいまこの身体が償っている
あのまま裸でいられたら幸せだったものを
黒く疼く情念がまた零れ落ちる
この痛みに捧げる涙はとうに枯れ果てた
上辺だけの思いやりならやめてくれ
そんなものを愛とは呼びたくないんだよ
貴方は何もわかってない
わかってない
わかってない
わからなくていい
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