地球市民である前に/もっぷ
 
せんか?
自分の足元にある、そこ、
灼熱の都市のアスファルトかもしれない
涼しいオフィスの清潔そうな床かもしれない
澄んだ空気と農薬臭とを共に知る畦道かもしれない
眠る田舎町にある古い家屋の畳かもしれない
傾いた工場の厳しい現実かもしれない
あるいは喩えではなくて
ほとんど・まったく動けない人なら
一番体を預けているそこ、
等しく地球です!
たとえばベッドの上であっても!
ベッドの下にも
そこには
等しく地球あり!
そこからはじめましょうよ、
産まれた時に
喩えではなくて
愛を覚えることができていなくても
諦めない心を明らめて
そしてそこからはじめましょうよ
道を歩いて転んでもまた
何度でも、もう一度

この地球の上で等しく
まず
「人間」でありたいものです。


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