音濁/ねぴ
ヒビだらけの水
ずずり音濁嗜好が空破りがらみ
直行
景色のガラス光沢向かうは
ずの劈開なでとるヒフもち浪も
粉々でもなく色寄り
よって血かためうがたれるミの
ろろ土の部分なおまえ
なくとも斜光す、る
こもれびひろう野の埋まり加減に
よそ星で過ごしたみたいな目々奥
の真っ白がほら
蒸発している
を
知らんぷりして
水飴に落ちた
植物質
だそうな実だとよ
風ない
甘味ない空に
もどれない手で
どんな拍子の青をになって
まみれてすますさえずりのなか
きみを置いた野を
押しやる
ことを澄まさずにまず
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