夜を駆け抜ける/もっぷ
一生懸命だった夜
沈黙ってこと考えた夜
意味のあることの無意味に無邪気に向き合った夜
丸腰なんだからと強気で弱気だった夜
一生懸命泣いた夜
偉いってこと考えた夜
言葉は言葉は言葉は言葉はそれでも捨てられなかった夜
ひとりという字を選んで勝てなかった
君は「あるがままを視よ」をくれて
君は優しさを隠さないこと選び
君は「どうしてそうなんだよ」と問うたら素直だった
わたしは私という字を捨てて
わたしはそれでも私でいていいと思えて
それがほんとにほんとなんだと証し立てるために
この、
戻る 編 削 Point(4)