あかね/
るるりら
そらが ぬけて
やまが 切り取られたかのように くっきり
やまぎわの空はしろく 天頂は限りがない
あきいろの あかねは
だ円のつぶらな目で ぬけたそらをみている
なんて
空への すいこまれかたの上手な あかねだろう
わたしも
あかねのように そらをみあげると
あるきかたを おもいだした
そうだ
今日の そらは きっと あかねになる
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