雑詠四首 2014.10.12/もっぷ
 
窓ならば壊れて開かぬこの部屋になにゆえ来れた荻の便りは


夢のなかだけの花野で写真機はわたしに抱かれすみれをさがす


ポッケにはいっつも穴が空いていて薫る想いに信号はない


夜のなかコンビニに着き夢たずね「扱ってません」そんなわけない


[グループ]
戻る   Point(3)