「アンダーザブリッジ」 ああ オールを手離されたボートが 河岸を立ち去る 絶対の掟に従うように 角を子羊の群れのごとくに曲がり オルガンのその音色は 流浪を奏でる 「セイントおにいさん」 向こうから聴こえる ラッパの音色は 木口小平か 魂の宿る 誰すらをも 死なすべからず、と