詩のレシピ(改)/hadukino
 
を取り違えた子のように。泣く。

トリビュタリが全身に張り巡らされる。例えば左手薬指には孤独。右手人差し指には希望。脚に流れる目標が止まらない。血筋をのこしたい。と思ってもう、そうしている。どうきは不純がいい。混じり気のないイノセンスはよくしに抗えないから。

犬用骨のステレオタイプな形に安堵する理由。わが身に不可解なものが埋まっていない証。がらくたばこに隠れたたからばこを探す。でっぱりをブレード代わりに庭先を掘り返しても答えは出ない。料理に見立てた暗号を解いたら違う場所をさしていた。

渇望が満たされたのはいつだったか。ウソをつくようになり。不服をそっと閉じる様になり。些細な苦悩を押
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