yoakemae/
雨粒雨子
yoakemaeのね
部屋の窓からそっと
聞こえる車のブレーキと
私の自由な想像
(その車の行き先と、運転手の顔)
秋風 時々 雨、台風
暗い夜道 足元に雑草が触れた
こげ茶の土はアスファルトへと進化を遂げた
道路は大きな街道 信号100個くらい
yoakemae許される自由
肌寒さは昨日閉じた心に似ている
冷たいほっぺた、孤独、左手首
真夜中は私に手を差し伸べてこう言った
「きみの希望はぼくの絶望に似ているよ」
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