幸せな国の王様(だーれも知らないシリーズ3)/
森川美咲
ん反対する者もいたが
村を混乱に陥れた者の責任と
新しい時代をもたらす者への期待が
男を王位に据えた
人を信じない王だったが
心に決めていることがひとつある
あの日叫んだ己の言葉
何でもお前の好き勝手
俺らの思いはどこにある
それだけは誰にも言わせないように
そうしてまた
王位を追われることがないように
男にその決意さえあるならば
私はこの王様を
信じられます
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