むしのね/
そらの珊瑚
遠吠えが連鎖してゆく昏れた空おおかみだったチビとかルルの
むしのねがあんまり近くにいるもので内なる声かと耳をすますよ
秋の日に縁もゆかりもなかった人と過ごした時をたどってみたり
はらわたで煮えた豆とかシチューなど誰も食べずに日びは過ぎ行く
影をふむ ふみたおしつつふみかえしそうして子鬼はダンスを踊る
ペコちゃんの後ろ姿がなぜかしらん悲しく見えたそんな日もある
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